B4の木澤さんの研究が電子情報通信学会2024年度ヒューマンコミュニケーション基礎(HCS)研究会賞を受賞しました。

本研究室の木澤妃名子さん(学部4年生)の研究が,電子情報通信学会2024年度ヒューマンコミュニケーション基礎(HCS)研究会賞を受賞しました。受賞した研究は,2024年8月24日-25日に行われた電子情報通信学会ヴァーバルノンヴァーバルコミュニケーション研究会とヒューマンコミュニケーション基礎研究会の共催研究会において発表されたものです。

木澤妃名子, 有本泰子, “対話相手の笑い声に誘発された共起笑い時の生理反応の分析,” 電子情報通信学会技術研究報告, vol.124, no.161, HCS2024-44, pp.55-60, 2024.

HCS研究会賞は,HCS研究会において発表された研究報告のうち、同研究会の対象分野の発展に寄与するものを、表彰し奨励するものです。おめでとうございます。

卒業生の岩立さんの研究が人工知能学会研究会優秀賞を受賞しました。

本研究室の卒業生である岩立直也さん(2024年学部卒)の研究が,人工知能学会研究会優秀賞を受賞しました。受賞した研究は,2024年2月29-3月1日に行われた人工知能学会 言語・音声理解と対話処理研究会(SLUD)第100回研究会において発表されたものです。

岩立直也, 有本泰子, “次話者指定の有無を区別するTRPを利用した3人会話場面の話者交替予測モデル,” 人工知能学会言語・音声理解と対話処理研究会(SIG-SLUD)第100回研究会,SIG-SLUD-100-27, pp.27-32, 2024.

研究会優秀賞は,人工知能学会研究会で2023年度に発表された研究のうち,特に優秀なものを選び表彰されます。おめでとうございます。

M2の松田さんが日本音響学会2023年秋季研究発表会にて学生優秀発表賞を受賞しました。

本研究室の松田匠翔さん(修士2年生)が,2023年9月26-27日に行われた日本音響学会2023年秋季研究発表会において学生優秀発表賞を受賞しました。発表した研究は以下の通りです。

松田匠翔, 有本泰子, “自発的な笑い声と叫び声が検出可能なEnd-to-End 音声認識の検討,” 日本音響学会2023年秋季研究発表会講演論文集, pp.1545-1548, 2023.

学生優秀発表賞は,将来の音響学の発展を担う若手研究者を奨励するため,春季又は秋季研究発表会において優秀な発表を行った学生会員に贈呈されます。3月7日の日本音響学会2024年春季研究発表会の表彰式にて,松田さんに賞状が送られました。おめでとうございます。

B4の倉澤さんが人工知能学会第99回SLUD研究会(第14回対話システムシンポジウム)で若手萌芽賞を受賞しました。

本研究室の倉澤瑞さん(4年生)が,2023年12月13-14日に行われた人工知能学会言語・音声理解と対話処理研究会(SIG-SLUD)「第14回対話システムシンポジウム」において若手萌芽賞を受賞しました。発表した研究は以下の通りです。

倉澤瑞, 福田樹人, 有本泰子, “笑い声に応答するゲームシステムの開発に向けたイベント呈示の生理学的評価,” 人工知能学会言語・音声理解と対話処理研究会(SIG-SLUD)第99回研究会「第14回対話システムシンポジウム」, SIG-SLUD-099-29, pp.154-159, 2023.

若手萌芽賞とは,研究テーマの新規性・独創性・発展性が高い研究に贈られるものとのことでした。倉澤さんには研究会から賞状が贈られました。おめでとうございます。

岩立さんが中間発表会でプレゼンテーション賞を取りました。

2023年9月5日に行われた卒業研究中間発表会で,本研究室の岩立直也さんが「TRPを利用した話者交替予測モデルの多人数会話への適用」に関する発表を行い,プレゼンテーション賞を受賞しました。プレゼンテーション賞とはポスター発表に参加した3年生・4年生・大学院生の投票によって,124名の発表者の中から上位10位までの学生が選出されるものです。岩立さんには情報工学科から賞状が授与されました。おめでとうございます。

Affect Burst合成のサンプル

有本研究室では,叫び声や笑い声などの突発的に感情が表出した音声の合成を目指しています。これまでに学生さんが頑張って作成した声のサンプルを掲載してみました。

叫び声

  1. 女性
  2. 男性

出典: 白鳥恵大, 有本泰子, “低資源な叫び声合成に対するデータ拡張方法の影響,” 音学シンポジウム2023, 2023. (to appear)

笑い声

  1. 女性1
  2. 女性2
  3. 男性1
  4. 男性2

制作: 森山将朝(B4)

どうでしょ?

感情次元を入力とした笑い声合成

4月15日に以下の投稿論文が発行されました。

有本泰子, 今西利於, 森大毅, “自然で表現豊かな笑い声合成に向けた感情情報からの笑い声の構成要素決定法,” 情報処理学会論文誌, vol.63, no.4, pp.1159-1169, 2022.

笑い声にも,心の状態を反映した様々な表現(愛想笑いとかバカ笑いとか)があるので,それを感情次元情報でコントロールして(感情次元を入力として),笑い声の合成音声を作成できないか実証した論文です。
結果は,,,論文を読んでください(笑)

合成した笑い声を公開しては?と査読で指摘があったので,一部を公開してみることにしました。

どんな値を入力としたか,それがどのように評価されたかまでは,私がデータを追えてないので割愛させてください。卒業した学生の仕事なので,ごめんなさい。

感情次元情報を入力して合成した女性の笑い声

感情次元情報を入力して合成した男性の笑い声

いかがでしょうか?
笑い声研究に従事しておらず,対話中に自発的に発生した笑い声を聞き慣れない人には,上記の合成音が雑音にしか聞こえないかもしれませんが,笑い声としては割と良くできています(良く評価されたものを掲載しています)。

みなさんの会話中の笑い声って,こんなもんですよ!

(文責:有本)