Affect Burst合成のサンプル

有本研究室では,叫び声や笑い声などの突発的に感情が表出した音声の合成を目指しています。これまでに学生さんが頑張って作成した声のサンプルを掲載してみました。

叫び声

  1. 女性
  2. 男性

出典: 白鳥恵大, 有本泰子, “低資源な叫び声合成に対するデータ拡張方法の影響,” 音学シンポジウム2023, 2023. (to appear)

笑い声

  1. 女性1
  2. 女性2
  3. 男性1
  4. 男性2

制作: 森山将朝(B4)

どうでしょ?

感情次元を入力とした笑い声合成

4月15日に以下の投稿論文が発行されました。

有本泰子, 今西利於, 森大毅, “自然で表現豊かな笑い声合成に向けた感情情報からの笑い声の構成要素決定法,” 情報処理学会論文誌, vol.63, no.4, pp.1159-1169, 2022.

笑い声にも,心の状態を反映した様々な表現(愛想笑いとかバカ笑いとか)があるので,それを感情次元情報でコントロールして(感情次元を入力として),笑い声の合成音声を作成できないか実証した論文です。
結果は,,,論文を読んでください(笑)

合成した笑い声を公開しては?と査読で指摘があったので,一部を公開してみることにしました。

どんな値を入力としたか,それがどのように評価されたかまでは,私がデータを追えてないので割愛させてください。卒業した学生の仕事なので,ごめんなさい。

感情次元情報を入力して合成した女性の笑い声

感情次元情報を入力して合成した男性の笑い声

いかがでしょうか?
笑い声研究に従事しておらず,対話中に自発的に発生した笑い声を聞き慣れない人には,上記の合成音が雑音にしか聞こえないかもしれませんが,笑い声としては割と良くできています(良く評価されたものを掲載しています)。

みなさんの会話中の笑い声って,こんなもんですよ!

(文責:有本)